自作PCに必要な工具と準備

事前に必要なものを知っておこう

自作PCを組み立てる際には、正しい工具や適切な準備が成功の鍵となります。このガイドでは、必要な工具と便利な道具について、それぞれの用途を交えながら詳しく解説します。特に初心者の方にとって、この記事がスムーズな組み立ての手助けとなることを願っています。


1.必須工具一覧

以下は、自作PCを組み立てる際に必須となる工具の一覧です

  1. プラスドライバー(#2サイズと小型ドライバー)
  2. 静電気防止リストバンド / 静電手袋
  3. マニュアル(各パーツ付属のもの)


2.必須工具の用途説明

道具をどう使うのかを説明したいと思います。今足りていないものがあれば購入を検討してみてください。

(1)プラスドライバー(#2サイズと小型ドライバー)

PCパーツの固定やケースの組み立てに最もよく使われる工具です。以下の2種類を用意すると便利です。

プラスドライバ―(#2サイズ)

ケースやマザーボードなどパーツを取り付けるのに使用します。マザーボードをケースに取り付ける作業のため、長めのものがおすすめです。

また、先端に磁気付きのものだと、マザーボードにネジを落として傷つけることも少なくなるかと思います。

ちょっと長めのドライバー

プラスドライバ―(小型)

32種類対応の取り換え型ドライバー

M.2スロットの取り付けなどに使います。マザーボードによっては必要ないものも最近出てきましたが、ほとんどのモデルではいまだに必要です。片手でM.2SSDを抑えながらネジをしめるので、磁気付きのものが推奨です。

(2)静電気防止リストバンド / 静電手袋

最近のデスクトップPCでは、ほとんど静電気でやられることはないかと思いますが、対策するのに越したことはありません。

静電気防止リストバンド、ケースなどでアース可能
静電手袋、できればぴっちりしたものが良い

静電気によるパーツ破損を防ぐために重要です。リストバンドを装着し、アースに接続することで安全に作業をすすめられます。

手袋で作業する場合は、CPU取り付けの際に手袋の先端を挟んでピンを折ってしまわないように気を付けてください。取り付け時だけ外すか、ぴっちりしたタイプのものを購入しましょう。

リストバンドと手袋のどちらでもいいですが、どちらにしてもPC組み立て作業中は、静電気をため込むような服装を避けるようにしましょう。

(3)マニュアル

マザーボードやケース、電源ユニットなどのマニュアルを手元に用意しておきましょう。接続方法や注意点が記載されています。特にマザーボードのマニュアルは簡単にでもいいので一通り読んでおいた方がいいです。メーカーのサイトからダウンロードしておきましょう。


3.あると便利な道具

必須の道具ほどではないけれども、あったら便利になるような道具を紹介していきます。

(1)エアダスター

電動エアダスターはコスパ良さそうだけど寿命が気になるところ、最近買ったのでよくわかんないです
安価で入手可能だけど景気よく使ってるとすぐなくなる

キーボードやPC内のほこりを除去するために必要です。ファンやヒートシンクなどはほこりで排熱性能が低下し、結果として温度が高くなってしまいます。定期的に掃除することで排熱性能を取り戻すことができます。その結果として、パーツの寿命を長持ちさせることができます。

電動タイプと使い捨ての缶タイプの2種類があります。ほこりを吹ければどちらでもいいです。お好きな方をお選びください。 

(2)ケーブルタイ

結ぶところをミスったらためらわずに切りましょう。そのときにコードを気付つけないように注意

配線をまとめて整理するために使用します。具体的にはエアフローを確保したり、ファンに干渉させないために必要です。よくPCケースに付いてきていたりします。

(3)ライト(作業用LEDライト)

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ケース内部や細かい部分の作業をしやすくするために、明るい光源を確保します。なければスマホを使って作業をしましょう。片手が埋まるのでやりにくいかもしれませんがお金はかかりません。

(4)ピンセット

これはスイッチ引き抜き用のピンセットです。

ピンセットは、ケースのコネクタなどの小さいものをピンに挿すのに使ったり、引き抜く際にピンを痛めにくくするのに使います。また、キーボードのキャップを外すのにも使えるので、あって損はないと思います。


4.準備のポイント

作業スペースの確保

広い作業台や清潔なデスクを用意し、すべての工具やパーツを整頓して作業を始めましょう。また、ネジ類はまとめてわかりやすいように置いておきましょう。適当に置いておくとどこかへ行ったり、間違ったネジをはめてしまったりしてしまいます。

静電気対策

カーペットなど静電気が発生しやすい環境を避け、リストバンドや手袋を使用して安全を確保します。特にマザーボードを置いて作業する際は、静電袋の上に置いて作業をするなどで対策をしましょう。

証明と換気

十分な明るさのある環境で作業を行い、換気を確保することでエアダスター使用時の粉塵吸引を防ぎます。


5.まとめ

自作PCは、適切な工具と準備が揃っていればスムーズに組み立てることができます。必須工具を揃えることに加えて、便利な道具を活用することで作業の効率が上がり、トラブルを回避できる可能性も高まります。

初めての自作PCでも、この記事を参考に準備を整えて、楽しく安全に組み立てを行ってください!

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